相手は見えるのに自分のこととなると...
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相手のいいところ、悪いところにはよく気づくのに、自分のこととなると見えないものですよね。
客観的な目線を持てるかどうかは自分自身を見つめ直す上で大切だとはわかってますが、やっぱり難しい...。特に発言は気を付けることができても、自分の行動そのものを客観的に見ていくことは非常に難しいものです。
AIが特性を分析する結婚相談所とは
9月上旬の発売開始となる、H31年版の「公立模擬試験」の国語の素材文を先日書かせていただきましたが、AI(人工知能)についた文章を書かせていただいております。
その中で、AIが世の中を便利にするプラスの面と人間の職を奪う脅威としてのマイナスの面の両方を書く中で、AIが人間を客観的に見てくれるサポーターとしての可能性にも触れています。
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先日TV番組で、ある結婚相談所の取り組みが流れていました。これまで出会いから結婚までに至る成婚率が11%だったのが、AIを導入したことで29%になり、成婚率が約3倍に伸びたそうです。
この結婚相談所では、従来は自分の好みや条件で候補を絞りこんで、実際に相手と会うという手順だったそうですが、絞り込みをAIにやらせるという大胆な改革を行ったそうです。AIがその人の好みだけでなく、「特性」を客観的に分析して、きっとこの人となら相性がいいだろうということで提案する手順です。
提案された側は自分で選んだわけじゃないし、本当にこの人なのか?と思う方が圧倒的に多いそうですが、気が乗らない中、実際会ってみるといい感触になる方が多いそうです。このニュースは広告的な要素もあるかとは思いますが、主観の好みと、客観的に見た好み(特性)はズレがあり、自分でも気づいていない部分が、時には人生を左右するほどの決断にも影響するのかなと私は思いました。
勉強と向き合っている時どんなことしてる?
今、AIが身近にある人はなかなかいないんじゃないかとは思いますが(実はスマホにこっそり入ってますが...)、時には周囲の方に自分自身がどう見えているかを聞いてみるのもいいんじゃないでしょうか。
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勉強も自分自身の知らない一面を探す取り組みの一つだと思います。「勉強やだなーと文句ばかっかり言ってるけど、でも、最終的にはやることはやってるよね」であるとか、特に中学校3年生の皆さんは勉強を通して自分の特性に気付くこともこれから多くなると思います。ちなみに私の特性はノートを買った最初はがんばってキレイに字を書こうとする...苦手教科の勉強は後回しにしがちとかですかね。皆さんはどうでしょうか。
合格できる問題集はがんばる受験生を応援しています。
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